シンプラル法律事務所
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新版注釈民法(相続)

 
 
     
     
     
     
     
     
★新版注釈民法(28)  
     
     
     
☆1030条  
  規定  第1030条
贈与は、相続開始前の一年間にしたものに限り、前条の規定によりその価額を算入する。当事者双方が遺留分権利者に損害を加えることを知って贈与をしたときは、一年前の日より前にしたものについても、同様とする。
   
   
  ◆V  遺留分権利者を害することを知ってなした贈与
    「損害を加えることを知って」:
単に損害を加えるという認識、すなわち、
「法律の知不知を問わず客観的に遺留分権利者に損害を加うべき事実関係を知ること」を意味する。
    いかなる場合に、損害を加うべき事実関係の認識があったといいうるか?
「贈与が遺留分権利者に損害を加えることを知りてなされたるものなることを認定するには、
当事者双方において贈与財産の価額が残存財産の価額に超えることを知りたる事実のみならず、尚将来(・・・・相続開始の日迄に)被相続人の財産に何らの変動なきこと、少なくともその増加なかるべきことの予見の下に贈与をなしたる事実」
が認められなければならない。